福生の桜並木は多摩川沿いで長ッ!祭りも開催。見頃・開花状況も解説【東京・福生市】

左手に桜並木、右手に多摩川、空は青空

2019年4月9日(火)、東京都福生市の多摩川沿いの桜並木を見てきた。開花状況、見頃期とともに現地の様子をレポートする。

開花状況

2019年4月9日(火)の開花状況としては、桜は満開で見頃だった。

例年の見頃

例年の見頃期は、3月末前後~4月上旬くらい。福生市の観光案内所がHPにて開花情報を逐一レポートしてくれているので、Twitterなどと合わせてチェックの上出かけたい。

感想=多摩川沿いの桜並木は壮観

福生の桜は、東京都下の一部の都民にとっては名所であっても、23区の大多数の住民から見れば無名である可能性が高い。というのも、大々的に宣伝されているのを見たことがないからだ。そもそも、下手をしたら「福生(ふっさ)」の読み方を知らない都民も一定数いるのではなかろうか。

そんな桜の隠れ名所(?)の福生の多摩川沿いの桜並木、多摩川沿いの広々とした空間も相まって、爽やかな気持ちになれる散歩だった。

なお、ネット等の情報を見ると、2.5km続く桜並木と表現されることが多いが、実際に歩いてみると、とくに桜並木のボリュームが多いのは1kmほどだろう。まぁ、それでも十分に長い桜並木であることに変わりはない。

ただ、駅からは少々歩くことになるし、徒歩圏内にほかに目立った見どころがあるわけでも無い。

そこで、お隣の羽村駅にはこの時期、関東最大級のチューリップ畑が出現する。そちらをメイン目的にして合わせて訪ねると良い。羽村のチューリップについては、本記事の終わりのほうにリンクを貼っておく。参照されたい。

福生の桜並木の様子をもっと詳しく!

それでは、福生の桜並木の様子をもっと詳しく見ていこう。

福生駅から歩く

最寄り駅である福生駅前の様子。飲食店はポツポツとある。

福生駅前の様子

駅前の大きな通りをまっすぐ進むと、「新橋」という橋があり、下を玉川上水が流れている。

玉川上水を橋から見下ろした様子

新橋を通り過ぎ、再びまっすぐ進むと多摩川が見えてくる。大きな橋が架かっているが、対岸には渡らず、福生駅側の岸へと下りてみることとする。

多摩川に到着

ここは多摩川緑地福生柳山公園と言い、ほんのちょっとした遊具がある程度の公園だ。桜も少なく、これが福生の桜並木なのだろうか、と少し不安になりつつも進んでいく。

多摩川に沿って歩き始める

多摩橋という大きな橋が見えてくる。

多摩川に掛かる橋

水道施設だろうか。横を通り過ぎていく。

多摩川沿いにある青い水門らしき施設

多摩橋をくぐり、多摩川沿いを歩いていくと、今度は多摩川中央公園に入る。人口のせせらぎが設けられて、その向こうに多摩川が流れている。ただ、川まで少し距離があり、なおかつ土手から降りたところのため、多摩川の姿は確認しづらい。

多摩川の隣を流れる小さな人口のせせらぎ

多摩川沿いの桜並木に到着

少し進むと、小高い土手沿いに桜並木が見えてくる。ここからが福生の桜の本番である。多摩川沿いに沿って、およそ1kmに及ぶ比較的長い桜並木を歩くことができる。

福生の桜並木に到着

基本的に左手には住宅が延々と続く。このあたりの方は、この季節は毎日自宅にいながらお花見し放題であろう。羨ましい!

桜並木の散策をスタートしたところ

右手を見ると、まだ多摩川が見えにくい。

広々とした多摩川沿いの公園

高くて目立つ鉄塔が見えてきた。国土交通省の施設のようだが、これだけ大きな多摩川なので、河川の管理に使われているのだろう。

青空を背景にそびえる河川管理のためと思しき鉄塔

少し進むと中央線(五日市線)の鉄橋をくぐる形となる。

鉄橋を走る中央線

鉄橋をくぐって、土手へ移動。まだまだ桜並木は続く。

土手の下から桜並木を見上げた様子

左手には団地群がある。土日はお花見客が多そうだ。

桜並木と団地

今まで見えにくかった多摩川がいよいよ姿を現す。良い眺めだ。

桜並木と多摩川

雄大な流れである。

雄大な多摩川と青空

祭り会場・明神下公園を通過して拝島駅まで

さらに土手を歩いていると、左手に桜が植わった公園が見えてくる。明神下公園と言って、福生の桜祭りのメイン会場だったようだ。残念ながら、祭り自体は4月7日で終わっていたが、まだまだ桜は十分に見頃である。

明神下公園

桜並木、大きな川、大きな空、遠くに山並み。この景色さえ見られたら最高と思えるならば、遠方からはるばるやって来るのも良いのかもしれない。

まっすぐ続く桜並木

睦橋が見えてくる。およそ1kmにわたって続いた桜並木もここで終わり。睦橋は渡らずに、左に曲がって大きな道路をひたすら道なりに進んでいく。

福生の桜並木の終着地点
拝島駅へ向かう道

しばらく歩くと武蔵野橋南交差点が見えてくる。東京環状と交わる大きな十字路だ。少しいびつな十字路なので分かりにくいが、東京環状には入らず、これまで通り道なりに進めば程なく拝島駅に到着する。

拝島駅近くの大きな十字路
拝島駅前の様子

周辺スポット

福生の桜並木はたしかに壮観ではあるが、単体で遠方から訪ねるのは少々微妙かも。そこで、見頃の桜を楽しんだ後は、羽村市のチューリップと合わせて訪ねるのはどうだろう。

羽村のチューリップ・桜

桜とチューリップの競演

中央線で福生駅の隣の羽村駅も、同時期に玉川上水沿いの桜が楽しめる。また、タイミングが合えば根がらみ前水田のチューリップ畑が関東最大規模で圧巻である。福生の桜だけでは物足りないという足腰自慢の方は、合わせて羽村も訪ねてみると良いだろう。

その場合は今回のコースを逆走して、拝島駅から出発して、福生駅には向かわずに玉川上水を目指すのが良いだろう。

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手前にオレンジ、後ろにピンク、右手に菜の花

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アクセス・所要時間など

●アクセス
多摩川沿いの桜並木へのアクセスは、JR中央線(青梅線)の拝島駅から徒歩20分前後、福生駅から30分前後掛かる。

●歩行時間
約1時間30分

●費用
無料

●飲食
福生駅、拝島駅ともに飲食店は多くは無いので、事前に下調べをしてお店の目星を付けておくのが望ましい。ただ、折角なので、多摩川沿いの桜並木を眺めながらお弁当を食べるのが気持ちよさそうだ。ベンチは多くないため敷物を持って行ったほうが良いだろう。

●地図

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