2019年9月27日(金)、東京都三鷹市にある三鷹電車庫跨線橋を散歩してきた。現地の様子を写真とともにレポートする。
撤去の可能性アリ(2021.3.20追記)
本文に入る前に追加情報。
2021.3.19付の朝日新聞の記事によれば、点検や修繕などの費用が一年間でおよそ3500万円もかかるとのこと。
そのため、橋を所有しているJR側は、三鷹市に対して譲渡を提案していた。
交渉は2018年より3年ほど続いたが、財政事情などにより市側が譲り受けを断念。一部を残したり、VR(仮想現実)として記録に残すことは検討しているという。まぁ、維持管理に一年で3,500万円ですからね…。誰だって残せるものなら残したいだろうが、現実は厳しい。
という事で、今後、撤去するかどうかはJRの判断次第ということになる。近々、この眺めが見られなくなってしまうかもしれない。
撤去される前に、もう一度、その姿をこの目に焼き付けておきたい。
三鷹電車庫跨線橋で中央線を眺めてきた。アクセスと場所も解説【概要】
読み方は、三鷹電車庫跨線橋(みたかでんしゃここせんきょう)…噛みそうである。
三鷹にある電車庫(三鷹車両センター)の線路を跨ぐ(またぐ)ように掛かる橋。
略して「三鷹電車庫跨線橋」、である。やっぱ噛みそう。
場所は三鷹駅のやや西、つまり新宿とは反対方面にある。
アクセスも簡単で、最寄り駅である三鷹駅の南北どちらからでも良いので、線路沿いの道に沿って歩けば10分と掛からず到着する。
場所柄仕方ないのだが、主に見られる電車が中央線と総武線と東西線、たまに特急スーパーあずさが通るぐらい。電車のバリエーションが少ないので、あまり色々な電車が見られて楽しい!という感じではない。
子供にこの風景をスマホ等で見せて、「行きたい!」というなら「アリ」、そんなに反応が無いなら無理して行かなくてOK、だとは思う。
井の頭公園の動物園やジブリの森など、お隣の吉祥寺観光ついでに、という事なら、これまた「アリ」だろう。
ちなみに、三鷹駅北口からバスで10分弱のところに、美術館みたいな見た目のゴミ処理場「武蔵野クリーンセンター」があり、無料で内部見学できる。個人的にはコチラの方が見応えがあった。
概要:武蔵野クリーンセンターを見学。ゴミ処理場というより、美術館だった 2019年9月27日(金)、東京都武蔵野市にある武蔵野クリーンセンターに見学に行ってきた。 公共交通機関を使えば吉祥寺もそう遠くない場所に、おそらく、日本で、い[…]
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三鷹電車庫跨線橋を太宰治気分で散歩する【詳細】
最寄り駅である、JR中央線三鷹駅構内の様子。駅ナカがある。
改札を出たら、北口南口どちらからでも良いので、武蔵境方面(新宿の反対側)に向かって歩く。
今回は北口から入ってみた。
最初は大通りを進むことになるが、最初の交差点を左に曲がる。
で、このように線路沿いの道を歩いて行く。道中日を遮るものがないので、真夏などは結構直射日光が厳しいだろう。
早くも見えてきた。駅からはそう遠くはない。ちなみに、周りには民家以外何もない。
さっそく登ってみよう。
昭和4(1929)年製造の古い橋だ。南北にかかる橋の全長は90mもある。金網がちょっと邪魔。
橋の南端のほうには金網がないので、このように眺めが良い。
太宰治の散歩コースだったという触れ込みで、しばしばメディアに取り上げられる三鷹跨線人道橋。だが、大の鉄道好きを除いては、遠方からこのスポットのためだけにわざわざ訪ねる程かといえば、微妙だろう。何しろ見られる電車に限りがある。
子供連れの場合、北区の飛鳥山公園に掛かる橋のほうが、見られる電車のバリエーションも多く、ついでにチンチン電車やヘンなゴンドラにも乗れて楽しいのでは。桜やアジサイの季節なら、花も楽しめる。
2019年6月11日(火)、東京都北区にある飛鳥山公園に行ってきた。桜の名所として名高い公園であるが、実はアジサイがまとまって咲くスポットでもあるのだ。 ※2020.5.20夜 追記========= 飛鳥山公園のアジサイが無断で刈[…]
南端に到着。
振り返ってパシャリ。帰りは反対側から三鷹駅へ戻る。
途中、「堀合地下道」なる地下道があったので、のぞいてみる。何の変哲もない地下道で、線路の下をくぐり南北をつないでいる。
三鷹駅南口に到着。南口のほうが、ベストリアンデッキもあって栄えている印象。
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住所・飲食など
住所
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀2丁目20−28
アクセス
JR中央線「三鷹」下車 北口、南口より徒歩10分前後
費用
無料
飲食
三鷹駅、お隣の吉祥寺駅ともに食べ物に困ることは無く、吉祥寺などは有名店も多いので事前リサーチ必須。