清瀬ひまわりフェスティバルにシャトルバスで行ってきた。見頃期・開花状況も解説【東京・清瀬市観光】

清瀬ひまわり畑

2019年8月20日(火)、東京都清瀬市のひまわりフェスティバルに行ってきた。

訪れた当日の開花状況は満開だったが、前日に雨が降ったためか、下を向いて元気が無い花もあった。

※2020年はコロナウイルス対策のため、ひまわりフェスティバルは中止。ひまわりも咲いていないとのこと。(清瀬市HPの情報)

概要:清瀬のひまわり畑にシャトルバスでGO。見頃期・開花状況も解説

清瀬のひまわり畑のヒマワリの本数は、およそ100,000本であり都内最大級の規模。例年の見頃の時期は8月中旬~下旬頃だ。

「ひまわりガーデン武蔵村山」「昭和記念公園」と並んで東京3大ひまわり畑(私テケスケが勝手に命名)の一つである清瀬のひまわり畑。

他の2スポットとは異なり、周辺に大型商業施設は無い。そのため、暑いひまわり鑑賞はソコソコにショッピングも楽しむ…といった楽しみ方をするなら武蔵村山と昭和記念公園に軍配が上がる。

だが、清瀬はひまわりフェスティバルと銘打つだけあって、3つのヒマワリ畑の中で最も「お祭り感」のあるスポットである。出店もある。

また、最も自然を感じるヒマワリ畑と言える。農道、広大な畑、遠くに見える林…。トトロのメイちゃんあたりが出てきそうだ。

さらに、有難いことに期間中は清瀬駅からヒマワリ畑近くまで無料のシャトルバスが出ている。

「気づいたらこの夏は冷房の部屋にずっといました」とホワイトアスパラ化していると思ったら、夏が終わる前に、夏らしさ抜群の散歩をしてみるのも良い。



詳細:清瀬のヒマワリ畑を詳しくレポ!

臨時シャトルバスでアクセス楽々

そもそも清瀬ってドコ?という土地勘の無い方に念のため説明しておくと、清瀬とはほぼ埼玉である。こう言うと清瀬市民にパンチされそうだが、という失言により埼玉県民にも合わせてキックされそうだが、そんな場所である。東京の上のほう。(大雑把すぎ)

最寄り駅である西武池袋線・清瀬駅の北口より出る。

駅構内からヒマワリ仕様。市・地域を上げて観光資源を盛り上げる姿勢は好感が持てる。

渡り廊下の右手より階段を降りると、

駅前ロータリーだ。臨時バスはこの奥から出ている。

駅前のバス乗り場

駅前ロータリーの様子。駅周辺は飲食店が散在している様子。

ロータリーの向こうにはビルが見える

平日だと言うのに、2019年に関しては駅前ロータリーから20~30分間隔(土日は15~20分間隔)で無料の臨時シャトルバスが走る。大変有難い。

無料シャトルバス

バスの車窓からは広い畑が見え、都心には無い自然豊かな景色をつくっている。

車窓から見える広い畑

シャトルバスを降りてからヒマワリ畑までは10分ほど歩くことになるが、

木々の並ぶ街道を行く

要所要所に道標や案内して下さる方がいらっしゃるので、

ヒマワリ畑の場所まで迷うことはまず無いだろう。入場料も掛からないのに相当に人的・物的両面からエネルギーを費やされたスポットである。

ひまわり畑入口近くの木陰
ひまわり畑入口

ひまわり畑の様子・特徴

農のある風景

ひまわり「畑」というだけあって、ひまわりの他にも畑があったり、

ネギなどの植えられた畑

農業機械が置いてあったり、

東京都内とは思えない農風景が広がる。この東京ドームの半分くらいの広大な農地は、もともと小麦畑。その肥料としてヒマワリが育てられたのがはじまりだそうだ。

ヒマワリ畑の奥に見えるビニールハウス

基本的に農地なので、雨の後などは道がぬかるむため、汚れても良い靴で行くのが良い。

ぬかるんだ農道

ジブリ感あふれるひまわりの道

小さな女の子が出てきて、「この先にトトロがいたもん!」とか言ってきそうな雰囲気である。このような人ひとり分の小径をはじめ、

ヒマワリに囲まれた細い小径

武蔵村山のヒマワリ畑や昭和記念公園と比べると、細い通路がふんだんにある印象。

ひまわりのT字路

人の背丈以上のヒマワリの間を歩いて行く。夏、いまだけの自然の迷路。

カーブするひまわりの道

井上陽水の「少年時代」とかを脳内で再生してはいけない。こみ上げる切なさで消えたくなるから注意が必要だ。

左手にひまわり、右手に畑

自然豊かな風景

武蔵村山のヒマワリ畑は四方を団地や幹線道路に囲まれていた。また、昭和記念公園は綺麗に整備された都市公園。それらと比べると清瀬のひまわり畑は自然感が相対的に強い。

遠景に住宅がズラッと並んでいたりするものの、大型マンション等は見当たらず、

ひまわり畑の奥に民家が並ぶ

方角によっては林も見える。

両側にひまわり咲く道の遠景に林が見える

当然ながら頭上に電線など無い。東京も都心を離れればこんな広い空があるのだ。

ひまわりの上に広々とした空

ヒマワリとマジマジと眺めると、ハナムグリやミツバチが頑張っているのを観察できる。

ひまわりに止まるミツバチ

展望台からの風景

ヒマワリ畑の中に一カ所、展望台が設けられている。

階段を上って展望台にあがる

上に登って眺めると、

展望台を歩く

説明不要のこの景色である。

展望台から見た清瀬ひまわり畑

このように展望台が広めなのも嬉しい。

低い歩道橋のような形の展望台

高所から眺めるヒマワリ畑として都内随一と言える。

眼下に広がる黄色のじゅうたん

ただ、展望台には立ち止まらないよう案内板が。平日のこの日はさほどではなかったが、土日は混雑するのだろうか。そう言えば、頂いたパンフレットにも「平日午前がオススメ!」と書いてあった。

お祭りの雰囲気・賑やかさ

数は少ないながら屋台が出ていたりと、

白いテントの休憩所とかき氷の売店

他のひまわり畑と比べると少しだけ賑やかなヒマワリ畑だった。

立ち並ぶ屋台

また、休憩所が各所に設けられているのも親切。

横に並んだ休憩テント

今回は曇りの日に出かけた。正直、やはりヒマワリは晴天の青空にこそ映える花だと思う。

ひまわり咲く曇り空

が、写真映えしないことを除けば、曇り空のヒマワリ散歩も悪くない。まだ暑さを我慢できるからだ。木陰が殆ど無いため、晴れていたら直射日光が厳しいだろう。

ひまわりの写真を撮る女性

犬はNG(参考情報)

案内板にペットは入れない旨書いてあった。犬を連れて入ることは出来ないので注意。



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東京のひまわり畑の比較はコチラ

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アクセス・所要時間など

住所
〒204-0011 東京都清瀬市下清戸1丁目

アクセス
西武池袋線「清瀬」下車 北口より無料シャトルバスで5分ほどで臨時バス停。臨時バス停より徒歩10分

歩行時間
約1時間30分
※シャトルバス乗車時間(約10分)も含む

費用
料金はかからないが、任意で管理維持費を払える箱が設置されている。

飲食
清瀬駅周辺には飲食店が散在しているが、選択肢が多い訳ではないので、周辺でのランチを考えている場合は下調べはして行った方が良い。

地図