2019年4月4日（木）東京都港区にある青山霊園の桜を見に行ってきた。開花状況、見頃期とともに現地の様子をレポートする。
開花状況
2019年4月4日の開花状況としては、桜は満開で見頃だった。
例年の見頃
例年の見頃は3月末前後～4月第一週。最新の情報はTwitterなどをチェックしてから出かけたい。
青山霊園は桜並木とお墓とビルが整然と並ぶ
広大な墓地のメインストリートには桜並木が続き、遠くに目をやると近代的なビル群がそびえるという、少し不思議な光景が広がる。
ただ、広大とは言っても散策の所要時間は30分程度だろう。六本木ヒルズや国立新美術館など、他のスポットと合わせて訪ねたい。
また、桜並木が綺麗ではあるが、当然ながら基本的にお墓が続く景色だ。したがって立地的には南青山というオシャレ感満載な住所なのだが、恋人たちのデートコースという趣ではない。歴史好きなベテラン夫婦が偉人の墓を訪ねて歴史に思いを馳せる…そんなイメージのスポットだ。
青山霊園の桜並木の様子をもっと詳しく！
それでは、青山霊園の桜並木の様子をもっと詳しく見ていこう。
東京メトロ千代田線の乃木坂駅を降り、5番出口から外に出ると、道路を隔てて目の前がすぐに青山霊園だ。
なお、霊園の目の前という場所柄からか、乃木坂駅の周りにはお店は少ないようだ。
霊園は広く、解放感がある。また、お墓の直線と、遠景にあるビル群の直線、そしてまっすぐに伸びた道…といった具合に、直線で構成されたその風景は独特の景観をつくっている。
桜並木は園内にくまなく植わっているという訳ではなく、園内でも大き目の通りに沿って植えられている。
したがって、桜鑑賞の散策を楽しむならば、脇道にはそれずにメインストリートに沿って歩くのが良い。
もっとも、あくまで“お墓”であるから、一般人のお墓のある小道にまでズカズカ分け入っていくのもあまり好ましくないだろう。
ただ、青山霊園は明治7年開設という歴史ある霊園であり、著名人も多く眠っている。そのため歴史好きの方であれば、偉人のお墓を探しながら散策するのも良いかもしれない。
霊園なので当然ではあるが、景観的にはあまり変化はなく、自分がどこを歩いているのか分からなくなる。
そんな中でも大きなビルが目に入るたびに、ここが都会のど真ん中であるということを再認識する。青山という都内でも相当ハイソなイメージのあるこの立地に、これだけの空間が広がっていることに驚く。
枝垂桜も綺麗に咲いていた。
歴史の勉強をしながらじっくり散策するでもなく、ちょっと桜を楽しめれば十分、ということであれば、30分とかからずお花見散策は終了すると思われる。
したがって、青山霊園の散策だけでは物足りないかもしれないが、近隣には徒歩圏内に根津美術館や国立新美術館があり、また、桜が有名な六本木ヒルズにも十分歩いて行ける。
霊園という場所柄ゆっくりと腰を下ろしてビール片手にお花見、という訳にもいかないので、青山霊園で静かに桜を愛でる散策を楽しんだ後は、そうした近隣のスポットを巡るのが良いだろう。
周辺スポット
前述のとおり、青山霊園の桜並木の散策自体は30分ほどで終わると思う。見頃のお花見を楽しんだ後は、以下のスポットも合わせて巡ってみては。
国立新美術館
「新」の位置を毎度まちがえそうになる美術館だ。新国立美術館ではなく、国立新美術館。青山霊園の目の前に位置する。
青山で国立で美術館だなんて、さぞかし入場料もお高いのかと思いきや、入場料はかからない。さらに、内部では同時に複数の企画展示がされているが、観覧無料の展示があることも。内部もご覧のとおり、とってもアート。独特な外壁は、ずっと見てると波打つワカメに見えるのは私だけ？
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アクセス・所要時間など
●住所
東京都港区南青山二丁目
●アクセス
東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩7分
東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩１０分
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線、東京メトロ銀座線、青山一丁目駅から徒歩9分
●歩行時間
約30分
●費用
無料
●飲食
霊園内で飲食する訳にはいかないが、何しろ都会のど真ん中なので、少し歩けばお店に困ることは無いだろう。